直前の投稿で、年明け1つめの投稿ということを忘れていたので、改めてごあいさつ。
今年もよろしくお願いいたします。来年度半ば以降にサイトを移転させる予定です。その際は一定の移行期間を設けて改めて案内します。
ただし、MMMのURLは当面変えない予定です。
直前の投稿で、年明け1つめの投稿ということを忘れていたので、改めてごあいさつ。
今年もよろしくお願いいたします。来年度半ば以降にサイトを移転させる予定です。その際は一定の移行期間を設けて改めて案内します。
ただし、MMMのURLは当面変えない予定です。
今取り組んでいる研究で、大量の統計資料をExcelデータ化する作業をしている。そういうときにはOCRを使うと比較的簡単。今は、ABBYY FineReaderという海外製のソフトを使っている。
このソフト、まだ日本では売っていないので(機能を省いたScanSnapへのバンドル版はあるが)、生協等を通すとかなり高い(ダウンロード価格+手数料)。
一度、Amazon.ukで買ったものを、日本に送ってもらったが(このときは1本1万円ちょっと)、最近はAmazon.ukは日本向け発送をしてくれないらしく、今回早速注文してみた。
Amazon.ukで探すと、アカデミック版で48.53ポンドで売っていたので年末に注文して、入手できたのが今日(不在だったので郵便局で受け取り)。今のレートでいえば6千円ぐらいなので、かなりお得だろう。しかもバージョンが11になっているので、どんな機能が増えているか楽しみ。
いくつかまとめて報告します。
今週末に龍谷大学大宮キャンパスで開催される、じんもんこん2011の2日目(日曜日)に発表します。論文集の抜き刷りも来ました。
次に、MMMに関する論文の「GIS-理論と応用」誌への掲載が決まりました。ただ、掲載される頃には、年末年始の停電の関係で、サーバがダウンするので、このページを含めアクセスできません。(12/16追記 今年の年末年始は停電がないようですので、利用できます。また、GIS学会のデジタルライブラリには今日から掲載されていますので、興味のある方でGIS学会会員の方はご覧ください。)
また、12月22日から、再び英国UCLのCASAに2か月ちょっと滞在します。昨年度と同じ場所です。3月4日には日本に帰国予定で、その直前の2月下旬に米国のAAGの年次大会で学会発表もする予定です。
論文掲載等、12月までの情報を業績一覧のページに反映しました。
9月の日本地理学会と、10月のGIS学会が終わったので、そのときの写真を追加した。
写真ページもそろそろ整理しないと、写真がちょっと増えてきた。
researchmapに登録した。資料をアップできたり、記事を投稿できたりもするので、研究成果の発信には便利そうだ。しかし、今のところ地理学関係者は10数人程度。登録者のうち、神経科学と情報学分野の研究者がそれぞれ15%を占めているらしい。情報学はわかるけれど、神経科学が多いのは何故だろう。
researchmapのページはこちら
戦災都市での人口変化の研究に関連して、明日から英国とドイツに調査兼旅行。旅費は自己費用なので、半分以上は旅行で、数日調査の予定。ドイツは初めてだ。
出発は中部からなので、今日はセントレアに宿泊。昼間に豊田市美術館に行って、フェルメールの「地理学者」を見てきた。美術館から駅までに乗ったタクシーで、運転手さんが今日から仕事始めで帰省の車が少ない、と言ったので不思議に思ったら、トヨタの休みの曜日が変わっていたことに気づいた。トヨタの影響が大きいことを実感。
さて、英国とドイツで何か面白い資料は見つかるだろうか。行っている間に日本地理学会の準備もしないと。
MMMのデータを2011年10月1日まで対応できるように更新。
東北関東大震災の影響があったり、3月末に出る本の校正作業があったりして、ちょっと忙しくしていたら、大阪市のウェブサイトに、平成22年(2010年)国勢調査結果の小地域集計結果が公表されていた。
http://www.city.osaka.lg.jp/shisei_top/category/1756-4-1-4-0.html
1995年から2005年のデータも公表されているので、それらを簡単に分析・地図化してみた。
1995年から2010年の間の人口増加数
市全体からみれば、環状線の内側および市の北半分での増加が顕著である。この間に、いわゆる人口の「都心回帰」現象を受け、市の人口は6万人ほど増加している。特に西区(堀江などの都心寄り)、福島区、西淀川区、淀川区などで増加している。なかには、都島区善源寺町2丁目や城東区今福西6丁目、此花区島屋6丁目など、3千人以上の増加があった地区もある。これらの人口激増地区は、工場や倉庫等があった大きな土地に大規模マンションが建設された地区であり、2005年時点では人口が0であった此花区島屋6丁目の人口は、2010年には3,164人となっている。
一方で、人口の減少は、東淀川区や生野区、西成区、大正区、住之江区の南港などで顕著である。住之江区南港のうち、ポートタウンの中心をなす南港中2~5丁目の人口は軒並み減少を示し、合わせて7千人ほど減少した。入居開始から30数年が経過し、子供の独立や高齢化の急速な進行が人口減少の原因と考えられる。
5年ごとの人口増加率(1995~2010年)
次の図は、それぞれの期間の人口増加数を期首年次の人口で割った人口増加率を示している。基本的な傾向は、人口増加数の場合とそれほど変わらない。やはり環状線の内側を中心として人口増加が顕著である。興味深いのは、2000年代以降に、それまで人口の減少が著しかった中央区の西部で人口増加に転じた点である。期首年次の人口が少ないため、増加数としてはそれほど多くはないと考えられるが、大阪の中心業務地区(CBD)の中核をなす、淀屋橋から本町にかけての御堂筋沿いでの人口増加は注目に値しよう。古賀(2007)が1990年代後半の京都に関して報告したように、オフィスからマンションへの土地利用の転換が進んでいるのかもしれない。
現在、日本の六大都市(東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸)に関して1920年の第1回国勢調査から1990年の国勢調査までの小地域統計のデジタル化も進めているので、それと合わせて、数十年のスパンで変化をみると、都市内部での人口増減の空間的なサイクルなどが見えてくるものと考えられる。少なくとも大阪市には関しては今年度中にデータの整理を終えることができるので、町丁目の変更に注意しながら、今後、分析・地図化を試みたい。
もうすぐ、平成22年国勢調査の速報値が公表される。
統計局のサイトを見ると、2月25日午前08:30らしい。
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/index.htm
2010年10月1日現在の市区町村別の世帯数と人口が公表されるはずなので、早速MMMを使って地図を作る予定。
また、2010年時点の市区町村境界で、1990年ぐらい以降の人口変化の図も作りたいと思う。
余裕があれば、Google Maps APIか何かで、その変化が地図上で見れるように。
先週木曜日に帰国しました。現地でお世話になった方々、どうもありがとうございました。
すでに帰国してしまったので、オイスターカード関連のコンテンツは、しばらく更新されません。